ジュニアマック予選大会開幕!
4年に1度のジュニアマック出場権をかけた予選大会が始まりました。品川区のジュニアチームは、4つの地区ブロックで出場権が巡るため、ブルレンにとっては4年に一度しかない貴重なチャンスです。
今年のブルレンジュニアは、年初からジュニアマックへの出場権を勝ち取ることをチームの大きな目標として、練習や対外試合を積み重ねて来ました。
さぁ、ついに本番がやってきました。チーム一丸となってジュニアマック予選に挑みます!
初戦から緊張の大一番
初戦(準決勝)の対戦チームは、相生イーグルスさん。今年のチームは、過去に2回対戦させていただきましたが、いずれも積極的な打線と固い守りを攻略できず負けてしまいました。
初戦から緊張の大一番となりますが、これまでしっかり準備を重ねてきました。あとは試合で全力を出し切るだけです!
初回の猛攻
ブルレン先攻で試合開始。球審の掛け声とともに一気に盛り上がるベンチ。この試合にかける思いを、チーム全員が大きな声援に乗せてグラウンドに届けます!
グラウンドは熱気と緊張感が混ざり合う中、相手の先発投手を迎え打つのは1番打者SZM。追い込まれながらも粘りと集中力でフォアボールを選択し、先頭打者として大切な役目を果たします。
その後、1アウト3塁で迎えたのは3番打者の主将RKT。ファールを重ねてフルカウントまで粘った後、しぶとく放った打球は2塁方向に転がり、貴重な先制点を生み出します!
ここから、ブルレン打線に一気に火がつきます!続く4番REN、5番ISK、6番TMAが連続ヒット。さらに、2アウト満塁のチャンスで打席を迎えたのは3年生の9番YTR。打席の緊張感がベンチまで伝わる中、見事に走者一掃のタイムリーヒットを放ちます。終わってみれば、初回7得点のリードを奪います!
1回裏の守り
1回裏、ブルレンの守り。7点リードの中、先発投手のTMAは、いつになく緊張した面持ちで初回のマウンドに上がります。一方、相生イーグルスさんは積極的に攻撃を仕掛けます。不安定な立ち上がりを見逃がすまいと、先頭打者が一振りでセンター前にヒット!続く2番は粘りのフォアボールで、ノーアウト1・3塁のピンチ。重なる緊張で投球は安定せず、ワイルドピッチの間に1点を失います。
ノーアウトのピンチが続く中、迎えるのは3番打者。フルカウントまで粘った後の1球を思い切り良くスイング!ただし、ここはピッチャーが何とか踏ん張り、三振(振り逃げ)で切り抜けます!振り逃げの間に2点目を失いながらも、響き渡る1アウトの声とともに、グラウンドの選手達が徐々に落ち着きと集中を取り戻しました。ここから、続く打者のセカンドゴロをIOR、後続のサードゴロをYTRが捌いて3アウト。2失点しながらも粘りの守備でリードを守ります。
膠着する中盤
2回以降は、ブルレン打線は好投を見せる相生イーグルスさんから中々攻撃の糸口を作り出せません。結果として、4回まで連続で3者凡退に倒れてしまいます。
一方、逆転を狙う相生イーグルスさんは、各回の攻撃で好打を繰り出します。2回は、先頭打者が右中間フェンスまで転がる反撃の一打。しかし、このピンチを、センターRENが見事な2塁へのストライク返球で、ランナーはタッチアウト!その後、連続フォアボールで迎えた2アウト2・3塁の場面では、高々と舞い上がるレフトフライを3年生のKEIが落ち着いてキャッチ!3回にも長打で得点圏までランナーを進められますが、続く打者のセンターライナーをRENがダイビングキャッチと、大事な場面で100%以上のパフォーマンスを発揮します。
最終回
ブルレン最後の攻撃が始まります。ここまで追加点が取れない中、2アウト1・3塁で迎えたラストチャンスで打席に立つのは3年生のAOI。ピッチャーが投じた初球に対して、繰り出す攻めは意表を突いたセーフティバント!結果は…見事にセーフで1点追加!欲しかった追加点を見事に獲得します。
ブルレン最後の守り、ピッチャーはISK。リズム感ある投球に対して、グランド、ベンチにいるチーム全員が精一杯に声援を送ります。そして…ISKが力強く期待に応え、最終回を3人で締めくくりゲームセット!大事な大事な初戦(準決勝)を見事に勝利で飾ることが出来ました!!
いざ、決勝戦
ジュニアマック予選(決勝)の対戦チームはオール日野さん。準決勝の熱りが冷めやらぬ中、ブルレンは今回も先攻で試合開始です。準決勝と同様に、初回から一気に先制したいところですが…先頭SZMは惜しくもピッチャーフライに倒れ、立ち上がりに不穏な空気が流れます。
しかし、続く2番KEIがセンター前ヒットで、流れを呼び込む貴重な一打を繰り出します。その後、RKTの内野ゴロの間に1点を先制。続くREN、TMAの連打でチャンスを広げます。
2アウト3塁の場面で迎えたのは7番打者ICH。2ストライクに追い込まれた後、バットを短く握り変えてミートした打球は、左中間に運ぶ貴重なタイムリー!初回に4点を先制します。
ブルレン守りの先発投手はYTR。テンポよく安定した投球が持ち味ですが、決勝戦の緊張感からか、先頭打者をデッドボールで出塁させてしまいます。しかし、ここで簡単に崩れる訳にはいきません。3年生が粘りで投じる背中から、内野メンバーが支えます。続く打者のサードゴロ、後続のショートフライをきっちりアウトに仕留めて3アウト。中盤以降も集中した投球と守備でアウトを積み重ね、4回まで1失点に抑えます。
念願のジュニアマック予選突破!
7対1で迎えた最終回、ブルレンの攻撃。最後に見せ場を作ります!1アウト3塁の場面で、ピンチヒッターは3年生のYMA。振り抜いて運んだ打球はセンター超えのタイムリー2ベース。ここから再び打線が繋がり、大量の9得点。最後の守りへ託します。
ブルレン最後の守りは、前回と同様、ISKがマウンドに上がります。さらに、4年生のIORとRIOも守備に加わり、勝利に向けて最終回を盛り上げます。ISKは落ち着いたペースで投球を重ね、この回を無失点で締めてゲームセット!見事に決勝戦を勝ち抜くことが出来ました!
チーム全員で掴んだジュニアマック出場権
準決勝、決勝と手に汗握る試合を重ねながらも、何とかブルーレーシング史上初のジュニアマック本戦の出場権を掴むことが出来ました!
振り返れば、今年の4年生を中心とするジュニア選手は、昨年までは試合経験が少ないメンバーも多いため、ボール回しや走塁など、冬からずっと基礎練習に多くの時間を費やしてきました。
まだ小学校4年生以下の選手達にとっては、純粋に楽しいと言える時間ばかりではなかったと思います。それでも、基礎を大事にしつづけることで、少しずつ出来るプレーが増えていきました。
また、今回の準決勝・決勝は、グラウンドでプレーする選手だけでなく、ベンチにいる選手達も、目の前の1球に全力で集中し、声掛けと声援で試合を盛り上げ続けました。大事な場面で何度も100%以上の力を発揮し、念願の勝利を導くことが出来たのは、チーム全員が「勝ちたい」という気持ちを一つにすることが出来たからです。
迎えるジュニアマック本戦は11月開幕です!今大会での経験を糧に、秋が深まる頃に一段と大きくなった姿で躍動する選手達への期待に胸が膨らみます!!